グリズリー・ベアとデパートメント・オブ・イーグルスの主要メンバーとして作曲を手がけ、マルチ・インストゥルメンタリストとしても活躍するソングライター、ダニエル・ロッセンが、3月17日（土）に初のソロEP『Silent Hour/Golden Mile』を日本先行リリースする。

今作は、レコーディングのほとんどをニューヨークにあるリハーサル・ルームや小さなスペースで行ったという。収録曲のうち“Saint Nothing”は、グリズリー・ベアにおける緻密で計画的なアプローチと異なり、たった1度のテイクでレコーディングされたとのこと。このような手法を取ったことについて、ロッセンは「可能なら、アイディアが生まれたときの印象をそのまま保ち続けたいんだ。ファーストテイクをね。レコーディングのクオリティーが低くなってしまうことが多いから、滅多には出来ないことなんだよ」「手を加えないということが、とても開放的なものへと導くんだ」と語っている。今作のミックスを担当したのは、ニコラス・ヴェルヌ（アニマル・コレクティヴ、ダーティー・プロジェクターズなど）。

ロッセンは当初、今作の収録曲はグリズリー・ベアの新作用のデモになるか、もしくはお蔵入りになるだろうと考えていたという。しかし、今回ソロ作品としてリリースに至ったことについて「ツアーであちこちを回っていると、自分が何をしようかという展望が見えなくなることがあるんだ。突然、自分は何をしようとしているか、何を作ろうとしているかといったことが、分からなくなってしまうんだよ」「この曲達は、僕にとっての指針であり、また自分で歩むための足を取り戻してくれる存在なんだ」と説明している。

日本オフィシャル・サイトでは、“Saint Nothing”のストリーミング試聴を実施中。こちらから。（→http://www.beatink.com/Labels/Warp-Records/Daniel-Rossen/BRWP332/）


ダニエル・ロッセン
EP
『Silent Hour/Golden Mile』
3月17日（土）日本先行リリース
WARP RECORDS / BEAT RECORDS
＜トラックリスト＞
01. Up On High
02. Silent Song
03. Return To Form
04. Saint Nothing
05. Golden Mile