ウィルコのジェフ・トゥイーディは自分やウィルコの面々は人が思っている以上にくだけておかしな人間だと語っていて、ザ・サン紙とのインタヴューで自分の歌詞は人が思っているほど暗いものや意味深なものでもないと説明している。
「書き手としてぼくは人が思っているほど自分の歌詞をシリアスには考えてないんだよ」とジェフは語っている。「ぼくが自分の歌詞を好んで歌ってるのは表現として強烈だったりするからじゃなくて、むしろ歌ってるうちににやけてきちゃうところがあるからで、なんかおかしみがあるんだよね」。
さらにジェフはこう断定している。「ウィルコのアルバムにはどの作品であっても、ほかの誰もが思っている以上にユーモアに溢れているとぼくは思うよ」。
さらにバンドが2002年の『ヤンキー・ホテル・フォックストロット』や04年の『ゴースト・イズ・ボーン』などの名作と肩を並べる作品をその後発表していないという指摘に対してジェフはこう反論している。「人はぼくたちの作品が常にどんどんバカ化していると言うんだよね。でも、ぼくに言わせればぼくたちはずっとバカだったと思う。それもあからさまにバカなわけで、それはこれがポップ・ミュージックだからなんだよ」。
現在ヨーロッパ・ツアー中ウィルコは9月に新作『ザ・ホール・ラヴ』をリリースしているが、アルバム・リリースを記念して1955年製の自転車をリフォームした特製自転車をアルバムを予約購入したファンから抽選で選ばれた当選者に贈っている。
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