先頃レディオヘッドのトム・ヨークがソロ・プロジェクトのアトムズ・フォー・ピースの次回作の仕上げにかかっているというレッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーの談話が伝えられたが、トムは現時点ではちょっと頭を冷ましているところだと語っている。
新作は基本的にトムとプロデューサーのナイジェル・ゴドリッチ、そしてフリーの3人で制作したが、「ソロの音源もたくさん揃っている」とトムは語っている。
ただ、まだ充分ではないのでトムとナイジェルとで一歩下がって様子を見ているところだとトムは説明している。トムはナイジェルとで「しばらく興奮しっぱなしだったんだけど、途中どっかで見失っちゃったんだよ。それで今は何歩か下がってみてるところなんだよ」と語っている。
一方ナイジェルは今回の新作の始まりについてはトムのファースト・ソロ『ジ・イレイザー』に似ていて、まずはトムとナイジェルとでスタジオで素材となる音を作り、それからバンドを招聘したと説明している。バンド方式でうまくいっているものもあるし、エレクトロニックふうに立ち戻っているトラックもあるとナイジェルは語っている。ただ、まだ流動的な状態で雷による最後の一撃を待っているところだとナイジェルはまとめている。
いずれにしても、トムとしては今年の年末までにこのアトムズ・フォー・ピースの新作は仕上げでしまいたいと語っているとローリング・ストーン誌が伝えている。