ニルヴァーナが1991年に遺したアルバム『ネヴァーマインド』が、リリースからちょうど20年を迎える。10月1日(土)発売の『ロッキング・オン11月号』ではその『ネヴァーマインド』の魅力にせまる特集を全18ページに亙って掲載。今改めてデイヴ・グロールとクリス・ノヴォゼリック、更にはアルバムをプロデュースしたブッチ・ヴィグの3人が『ネヴァーマインド』について語る最新インタヴューと当時のカート・コバーンらの発言を交えながら、ニルヴァーナにもっとも接近した記者が『ネヴァーマインド』の真実について記したルポルタージュの2本立てとなっている。
カートは1991年当時、アルバムに収録されている代表曲“スメルズ・ライク・ティーン・スピリット”が何について歌っている曲なのか訊かれると、以下のようにこたえている。
「そこのあんちゃん、あと特にそこの姉ちゃん、きれいなフルーツなんて投げ捨てな。食うなら外側にある汚ねえ皮にしな(※甘ったるい体制ではなく、汚い現実を受け入れろ、の意か)、みたいな……おれたちは体制を内側からゆっくり瓦解させていくんだ。体制崩壊は内部犯行の形でやらないと。用務員のおっさんとかチアリーダーの姉ちゃんたちからな」
ニルヴァーナの『ネヴァーマインド』は20周年を記念して、リマスタリング再発が決定している。
通常盤のほかにデラックス・エディション、スーパーデラックス・エディションがリリースされる。
中でもスーパーデラックス・エディションは4CD+DVDからなる計5枚組のヴォリュームとなっている。