8月6日にロンドンのトッテナムで勃発し、ロンドン各地と地方へも波及したロンドン暴動についてカイザー・チーフスが自分たちはこの暴動を予見していたと語っている。
V・フェスティヴァルのバックステージでNMEとの動画インタビューに応じたカイザー・チーフスのギターのアンドリュー・ホワイトは自分たちの歌詞はイギリス市民にくすぶっていた不穏さをすでに語っていたと次のように説明している。
「おかしなもんでさ、ぼくたちの作品の歌詞をちゃんと聴いて、じっくり意味を汲んでみると、ぼくたちが実際にこの暴動を予見していたことがわかるんだよ。ぼくたちはもう5年も、カルチャーや都市部中心や社会の状態について歌ってきたんだからね」
さらにボーカルのリッキー・ウィルソンはこう加えている。「この間、愚痴っぽくなったじじいロック・スターが近頃のロックではもうカルチャーについては歌わないとぼやいてたけど、聴いてるもんが間違ってんだろと思ったよ」。
暴動が起きた際、バンドはオーストラリア公演から帰国したばかりで、徹夜でニュースを観続けたという。「かなり衝撃だったね。次の日はオフだったから、市中を見回して、箒で街中を片付けることにしたんだよ」。
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