ブライアン・ウィルソン、ツアーからの引退を語る

ブライアン・ウィルソン、ツアーからの引退を語る - 1988年作 『ブライアン・ウィルソン』1988年作 『ブライアン・ウィルソン』

ブライアン・ウィルソンはあと1年後程度でツアーから引退することを考えていると明らかにしている。

自ら率いたビーチ・ボーイズも今年結成50周年を迎えているが、イヴニング・スタンダード紙の取材に答えて、今年の9月に予定しているロンドンでのライブが最後のものになるかもしれないと語っている。

引退について考えたことがないのかと訊かれてブライアンは「ああ、もちろん、あるよ。あと1年くらい先かもしれないね。だから、今回はぼくがここで演奏する最後の機会になるかもしれないよ。やめたらやめたで寂しいけど、ツアーにはちょっと歳を取りすぎたところもあるんだ」と説明している。

また、ブライアンはツアーが自分にとっては「重労働」であるとも語り、「歳を取れば取るほどしんどくなってきているんだよ」と説明している。「それでもキーボードの前に座って、バンドが後ろで支えてくれているとなんとかやれるんだけどね」。

また、ブライアンは長きにわたって悩まされている幻覚や幻聴についても語っていて、現在でも常に幻聴が頭のなかで聞こえると説明している。「幻聴がつぶやいていることは今もたいして変わらなくて、ネガティヴなことばかりなんだ。『おまえは死ぬ』とか『つけ上がってるんじゃないぞ』とか、そういう生死に関わる脅迫めいたものだよね。その点、パフォーマンスをやっているとしのぎやすいんだけど、どっちみちステージにいても幻聴は聞こえてるからね。いつだって聞こえてるんだよ」。

ブライアンは9月16日から18日までロンドンのロイヤル・フェスティヴァル・ホールでライブを予定していて、今年のベスティヴァルへの出演も予定している。


(c) NME.COM / IPC Media 2011
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