カニエ・ウェストとジェイ・Zとで制作しているコラボ・アルバム『Watch the Throne』について、ほぼ完成に近づいていると制作に関わっているプロデューサーが明らかにしている。

明らかにしたのはこれまでジェイ・Zに関連した多数の作品にエンジニアとしても参加してきたヤング・グールーで、ヴァイブ誌に「微調整をあともう少し」やるだけで作品は完成すると語っている。

「目下のところ、俺としてはジェイとカニエに今回の『Watch the Throne』アルバムを早く仕上げるように発破をかけてるところなんだよね。世の中が本当に聴く必要のある作品だからさ」とヤング・グールーは語っている。

また、ヤング・グールーはこうつけ加えている。「あとは微調整がいくつか必要なだけなんだよ。作品の核となる部分はもう完成しているよ」。

さらに今回のアルバムにはノーID、Q-ティップ、ピート・ロックらも音源を提供していることをヤング・グールーは明らかにしている。

「カニエはそうした連中が提供する音源にさらに手を加えていくんだけど、そこんところがカニエの天才的なところなんだね」とヤング・グールーは語る。「本当にいつも繰り返し言ってることだけど、カニエのレコードが同じだったことはないわけで、というのも、カニエが制作している音源というのはそれ自体がどんどん成長していってしまうからなんだよ」。

カニエは1月の時点で1月中にもアルバムをリリースすると語っていたが、実際には先行シングル“H.A.M”だけがリリースされるにとどまっている。

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