ザ・ボクサー・リベリオンが3rdアルバムのプロデューサー、イーサン・ジョンズを語る
2011.02.03 20:30
アラン・マッギーのレーベル<Poptones>から1stアルバム『エグジッツ』をリリースしたものの同レーベルの閉鎖から発売からわずか2週間後にレーベルからドロップ、2009年にはセカンド・アルバム 『ユニオン』をすべて自己資金で制作し、セルフ・リリースした(しかもデジタルのみ)ロンドンを拠点に活動するザ・ボクサー・リベリオン。彼らが、2月23日に待望のサード・アルバム『ザ・コールド・スティル』をリリースする。
アルバムのプロデュースを担当したのは、これまでにキングス・オブ・レオンやライアン・アダムス、ベン・クウェラーなどを手がけてきたイーサン・ジョンズ。往年の名プロデューサー、グリン・ジョンズの息子であるイーサンは、アルバムのプロデュースに加えてミックスも行い、デモの段階から作品に関わっていたという。ギターのトッド・ハウは、この作品のプロデューサーにはイーサンしかありえなかったと語っている。
「イーサンは僕らがプロデューサーとしてずっと夢見てた人なんだ。だからサード・アルバムのプロデューサー候補のリストには彼の名前しかなかったんだよ。僕らは他の誰とも仕事はしたくなかったし、幸運にも、デモの最初の段階から彼はかかわってくれたんだ。僕らは自然だけど発展するようなサウンドを作りたいと思ってたんだけど、イーサンならそれが出来ることはわかっていたんだ」
そしてフロントマンのネイサン・ニコルソンも、イーサンとの仕事が夢のような経験だったと話している。
「イーサンと仕事を出来たのは夢のような経験だった。基本的に『ユニオン』はセルフ・プロデュースだったので、プロデュースを誰かにお願いするのはバンドとして大きな決断だった。円形に向かい合って演奏できるようにセット・アップすることからイーサンはレコーディングを始めたんだ。互いに向き合って演奏することなんてこれまでなかったんだよ。バンドのクリエイティヴなプロセスに彼は新しい方法を導入してくれたんだ。今までの中でベストだと思わせてくれるアルバムを作る手助けをしてくれたよ」
バンドは今作のリリースにあたっても、メジャー、インディを含め多くの誘いがあったものの、自らの意思でレーベルとは契約を結んでいないという。アルバムはバンド自身のレーベル、<Absentee Recordings>よりリリースされる。
『ザ・コールド・スティル』の国内盤には、映画「遠距離恋愛 彼女の決断」のためにボクサー・リベリオンが書き下ろした楽曲“イフ・ユア・ラン”のアコースティック・バージョンがボーナス・トラックとして収録される。
The Boxer Rebellion(ザ・ボクサー・リベリオン)
ニュー・アルバム
『The Cold Still』(ザ・コールド・スティル)
2月23日発売
<よしもとアール・アンド・シー>
YRCG-90054
¥2,300(税込)
※解説/歌詞/対訳付、日本盤ボーナス・トラック4曲収録、豪華20Pブックレット仕様