ザ・ティン・ティンズが今年リリース予定の2ndアルバムに『クンスト（Kunst）』というタイトルをつけたことを明かした。

以前報じられたようにベルリンでレコーディングされたこの新作。NME.COMに対し、ジュールズ・デ・マルティーノはスタジオの近くにあったマッサージ屋の名前からタイトルを思いついたと話している。

「スタジオのすぐそばにマッサージ屋があってさ。『マッサージ・クンスト』っていう名前だったんだ」と彼は説明する。「要は『マッサージ・アート』ってことだね（ドイツ語のクンストは「アート」の意味）。そこの写真を撮ってレーベルに送った。これがアルバムのタイトルだよって言ってね。カンカンになってたな」

収録曲には“ヘルプ（Help）”や“ハンズ（Hands）”といったタイトルの曲があるという。初期のレコーディング・セッションについて、ジュールズはこう話している。

「デモのいくつかを聴きなおしてみて、ちょっと待て、これじゃ僕らがライブで思いっきり楽しんでるみたいな感じになりすぎてないか？って思ってさ。その後ニューヨークで古い変なシンセを2、3台買ってスーツケースに突っ込み、ベルリンに持ち帰った。そのシンセが次第に音楽の中で重要な位置を占めていったんだ」

(c) NME.COM / IPC Media 2008/2009