ファレル・ウィリアムスのプロダクション・チーム=ザ・ネプチューンズ。その仲間であるチャド・ヒューゴと幼馴染のシェイで1992年に結成されたファンク・ロック・バンド=N.E.R.D.。4月に行われたスプリングルーヴ08ではバンドを引き連れた迫力のパフォーマンスでオーディエンスを圧倒した彼ら。同ステージでも多数新曲が披露されていたが、ついに待望の3rdアルバムが6月4日に日本先行で発売(アメリカでは6月10日発売)されることが決定した。
4年ぶりとなるこの新作のタイトルは『シーイング・サウンズ』。このタイトル“シーイング・サウンズ(Seeing Sounds)”は、「シネスシージア」(=共感覚)という、味覚や聴覚など人間の五感覚の一つに刺激が与えられると、無意識(または超自然的)にもう一つの違った感覚にも影響が与えられる、という神経学を基盤とする現象にコンセプトを置いているそう。
約15ヶ月かけてレコーディングを行い、ファレル曰く「ほかのアーティストにプロデュースした曲では踏み込むことのできなかった内容も、自分たちだけの音楽には反映できていたりする」とのこと。パワフルなヒップホップ・ビートはもちろんのこと、感情豊かなロック・サウンドやクランク・ビートを用いたパーティー・バンガー、哀愁のソウル・ミュージックなどをベースとした楽曲など、多彩でジャンル・レスなサウンドが楽しめる作品になっているもよう。
また先のスプリンググルーヴ08でのパフォーマンス映像を収録したDVD付の限定盤(UICS-9092)も6月4日に発売される。なお、N.E.R.D.は<インタースコープ>に移籍、今作はユニバーサルからの発売となる。
N.E.R.D.が6月に3rdアルバムを発売
2008.05.17 14:08