来週11月17日に初の日本公演を行い、2010年1月12日にはニュー・アルバム『コントラ』をリリースするヴァンパイア・ウィークエンド。フロントマンのエズラ・クーニグによれば、新作のタイトルはある日本のゲームソフトを意識しているのだそうだ。
MTV Newsのインタビューで、エズラはこのタイトルがさまざまな意味に取れるところが気に入っていると話している。若い世代が1987年のコナミのゲーム『魂斗羅』(アメリカでは『Contra』として発売)を連想するのに対し、上の世代はニカラグアで1980年代に活動していた反革命政権の民兵組織のことを思い出すのだという。
「ある時ふと思ったんだ。『うわ、僕くらいの年齢の人はみんなコントラと言えばTVゲームのことを考えるけど、両親の世代はニカラグアの反政府団体のことを考えるんだ』ってね」
80年代生まれの人間として、エズラはこのゲームのことを思い出さずにはいられないのだそうだ。「ほら、僕は1984年生まれだからさ、アルバムに『コントラ』という名前を付けるときにはやっぱりあのTVゲームを思い出しちゃうよね!」
ニュー・アルバムの中心となっているテーマの1つは、バンドが名声を獲得したことと、それに対する人々からの反応だという。
「世間の人々が急に自分のことについて書いたり、語ったりし始めるような場合って、必ずたくさんの人からクソみたいな能書きで定義されるような目に遭うんだ」と彼は言う。
「そいつらは、あいつはこういう種類の洋服を着ているからこういう家庭で育ったんだとか、曲の中にこういう言葉があるからこういう政治的信念を持ってるんだとか決めつけようとするんだよ」
(c) NME.COM / IPC Media 2008/2009
V・ウィークエンド新作 コナミが影響?
2009.11.13 12:08