あのちゃん、最近なんか楽しそうじゃない? いろんな活動を通して僕が感じていることは、それ。もちろん3ヶ月みっちり全国を回ったホールツアーがあり、FCライブでは弾き語りを見せ、映画『しらぬひ』では主人公の声を務め、9月4日には東京ガーデンシアターでワンマンを開催──と、相変わらずめちゃくちゃ忙しそう。でも、SNSでの発信やそこで見せる表情、何より曲を聴いていると、あのとして過ごす日々にいい時間が流れていて、それが音楽にも表れているんじゃないかな、というのがビシビシ伝わってくる。というのも、新曲"ラブにダイブ"も"キライのちスキ!"も、ポップでロックで最高にかっこいいけれど、舌を出して笑ってるあのちゃんが見えるというか、自分の「スキ」に思いっきり飛び込んでいくようなナチュラルな楽しさがあるのだ。話を聞いてみると、やっぱり「怒り」は今も人生を動かす大きなエネルギーらしい。でも、誰かからもらった「ラブ」を前より素直に受け取って、音楽を通して手渡すこともどんどん得意になっているんじゃないかな。もうたっぷりいろんな面を見せてもらったつもりだったけれど、知らないあのちゃんの表情が、どうやらまだまだたくさんあるっぽい。インタビュー=畑雄介 撮影=濵中良竹はっちゃけてる時の自分、好きだなって思うんですよね。子どもらしい無邪気さが僕にはあるなって
(『ROCKIN'ON JAPAN』2026年11月号より抜粋)






