【JAPAN最新号】WurtS、いかに時代を乗りこなし、いかに時代に抗うのか――「変化」を求め疾走する日々を語る

【JAPAN最新号】WurtS、いかに時代を乗りこなし、いかに時代に抗うのか――「変化」を求め疾走する日々を語る

いいのか悪いのか、ずっとわからないまま、WurtSは成長している。
正解か不正解かわからないものを吸収していく成長の仕方は、僕の中では悪いことではないんです

現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』8月号にWurtSが登場!

いかに時代を乗りこなし、いかに時代に抗うのか――
「変化」を求め疾走する日々を語る

インタビュー=天野史彬 撮影=川崎龍弥


「変化」。それこそがWurtSの本質のひとつなのかもしれない。“分かってないよ”の頃からそうだ。彼の楽曲は「変化」を求め疾走する、抑えきれない衝動に満ちていた。「自分」に革命を起こすための衝動。WurtSはこの2023年も走り続けている。そんな彼の「今」を捉えるため、本誌約半年ぶりのインタビューを申し入れた。

WurtSの勢いはまさに「破竹」だ。昨年のEP『MOONRAKER』リリース後の楽曲たち――温かくも力強い極上のソウルポップ“メルト”、Chilli Beans.のMotoを客演に迎えたレトロモダンな80年代風ポップ“タイムラグ!”、そして、漫画『SAKAMOTO DAYS』とのコラボによって生まれた獰猛でエッジの立ったファンクロック“BORDER”。そのどれもが、これまでのWurtS像を刷新していくような鮮烈さを持った楽曲たちだ。正式なリリースはまだだが、“ユートピア”や[Alexandros]とのコラボ曲“VANILLA SKY (feat.WurtS)”といった楽曲の存在もある。本当に、底知れない。

その変化の過程で、WurtSは彼が本来的に持つ柔らかさや揺らぎ、人間誰しもが抱える矛盾、そして愛も、その音楽に昇華し始めている。WurtSは確かな体温をもって、今、私たちに触れ始めている。(天野史彬)

(『ROCKIN'ON JAPAN』2023年8月号より抜粋)


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