先日、入院先の病院で「危篤」状態であることが報じられていたクリームのドラマーだったジンジャー・ベイカーだが、現地時間10月6日に80歳で逝去したことが明らかとなった。
「Pitchfork」によると、ジンジャーの公式Facebookにて「今朝ジンジャーが安らかに息を引き取ったことを伝えなくてはならず悲しく思っています。この数週間、優しい言葉を送ってくれた皆様に感謝します」と訃報を伝えているという。
ジンジャーはクリームの他にもアフロ・ビートの創始者フェラ・クティとコラボしたほか、ブラインド・フェイスのメンバーとして活躍していたことでも知られている。
また、ジンジャーの訃報を受け、ジャック・ブルースの公式SNS、ポール・マッカートニー、ミック・ジャガーらが追悼コメントを発表。3人のコメントの全訳は以下。
ジャック・ブルース(公式SNS)
「ブルース家はジンジャー・ベイカーの家族と友人、ファンに心からお悔やみを伝えたい。 愛憎関係を生き延びたジンジャーは、私にとって兄のような存在で私たちの相性は本当に素晴らしかった。 ジンジャー、安らかに眠ってください。史上最高のドラマーの一人でした」
ポール・マッカートニー
「ジンジャー・ベイカーは素晴らしいドラマーで、ワイルドかつ愛すべき男だった。 私たちはナイジェリアのラゴスにある彼のARC Studioで、アルバム『バンド・オン・ザ・ラン』を一緒に制作した。彼の訃報を耳にして悲しく思っているが思い出は永遠だ。キスを。ポール」
ミック・ジャガー
「ジンジャー・ベイカーが亡くなったという悲しいニュースを聞いて、(アレクシス・)コーナーズ・ブルース・インコーポレイテッドの初期の時代に彼と一緒にプレイしたのを思い出した。彼は激しい性格だったが、信じられないほど才能にあふれた革新的なドラマーだった」
その他、ブライアン・メイ、スティーヴ・ウィンウッド、リンゴ・スター、ブライアン・ウィルソン、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーらも追悼コメントを発表している。
ブライアン・メイ
スティーヴ・ウィンウッド
リンゴ・スター
ブライアン・ウィルソン
フリー(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)
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