京谷(田中圭)との美しすぎるキスシーンにこの恋が続いてほしいと願った『けもなれ』第2話について

日テレ系ドラマ『獣になれない私たち』第2話、かなり盛りだくさんな内容だった。放送前に脚本家の野木亜紀子が「前回つらかった皆様、毎週同じことはしないので、今日は大丈夫です。安心してお楽しみください」とTwitterでつぶやいていた通り、今回は恋愛要素多め。

新垣結衣が演じる深海晶と、田中圭が演じる花井京谷の恋の馴れ初めが明かされ、まさに「恋に落ちた」瞬間を美しいキスシーンで描き出す。しかしそこから数年が経過した今なお、京谷の人の良さなのか「仕事のない元カノと同棲し続けている問題」は晶に「他の人を好きになりたい」と言わせてしまう。本当は会社だって、京谷との交際だって、辛いなら辞めてしまえばいい。でも晶にはそれができない。ただ単に人が良いからとか、誰かに必要とされたいからとか、理由は色々と考えられるけど「それだけじゃない何か」が彼女にはある気がして、それが今後どんな風に解き明かされていくのかにも注目していきたい。

一方、松田龍平が演じる根元恒星と晶との関係にも進展が。呉羽(菊地凛子)が頭の中で結婚の鐘が鳴り響いたときと同じ鐘が鳴ると教えてくれた聖アンデレ教会へとふたりで向かうも、残念ながら、その鐘の音を聞くことができなかった。それを呉羽は「そうやって君たち頭で考えるからダメなの!」と一蹴したけれど。教会の近くで恒星のスマホを晶が覗き込んだシーンは、ふたりの距離がグッと縮まったことを意味していたように思う。

仕事面では攻めたファッションで武装し、社長に業務の改善要求を突きつけた晶だったが、その結果、営業部の「特別チーフクリエイター」という役職に昇進してしまった。これ、今まで以上に色んな仕事をやらされそうな予感……!

着る服でイメージチェンジしてみても、そう簡単には変えられない現実や自分自身。少しずつ、少しずつ変化していく登場人物たちと、その関係性に、見ていて何だかグッと愛おしさが湧いた第2話だった。(上野三樹)

『獣になれない私たち』初回放送で多くの人の胸に刺さった「ある一言」とは?
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