ビートルズ、キャバーン・クラブ最後のライブでジョージ・ハリスンが使用のギターがオークションへ。5000万円前後の値が予想
2018.08.09 14:00
キャバーン・クラブでのザ・ビートルズ最後のライブにてジョージ・ハリスンが使用したギター(メイトンのMastersound MS-500)が、オークションに出品されることが明らかになった。
「Ultimate Classic Rock」によれば、このギターはオークション会社Gardiner Houlgateにより9月にオークションにかけられる予定とのことだ。
Gardiner Houlgateのウェブサイトによると、同ギターには30万ポンド(約4280万円)から40万ポンド(約5700万円)の値が付くことが予想されている。
このギターにこれほどの高値が付くのには、ビートルズが初のライブを行ったキャバーン・クラブでの最後のステージで使用されたということ以外に、ある逸話が隠されていることも関係しているようだ。
1963年の夏、ハリスンはマンチェスターの楽器店Barrattsに自身のギターであるグレッチのCountry Gentlemanを修理に出し、このギターの代わりとして店のオーナーが彼にこのメイトンのMastersound MS-500を貸し出したという。
しかしグレッチが戻ってきたあともハリスンはこのメイトンを手放さず、1963年8月3日のキャバーンでの最後のライブを含め、何度もこのギターを使用したということだ。
競売人によると、このメイトンがBarrattsに戻されたあと、Dave Berry and the Cruisersのギタリストであるロイ・バーバーが、自分のストラトキャスターとこのギターを交換。
そしてロイ・バーバーの死後、2002年に彼の妻がギターをオークションに出品。その後2014年から2018年の間は、リバプールの博物館、ビートルズ・ストーリーに展示されており、今回再びオークションに掛けられることになったのだという。
同オークションは現地時間9月12日に開始となる。