「Final World Tour(最後のワールド・ツアー)」と銘打ったツアーの開催を発表したスレイヤーが、「Early Days」というタイトルを冠したドキュメンタリー映像の第2弾を公開した。
2月に公開された第1弾ではバンド結成時の思い出を回想していたメンバーだが、今回の映像ではスレイヤーとして初めて行ったライブでのエピソードを語っている。
同映像の冒頭では、ドラマーのポール・ボスタフが、バンドの「Final World Tour(最後のワールド・ツアー)」について「寂しくなんかないさ、良い思い出がたくさんあるから」とコメント。
その後ケリー・キングが、スレイヤーの初ライブについて以下のように語っている。
死ぬほど緊張したよ。トム(・アラヤ)とは一緒に演奏したことがあったんだけど、スレイヤーとして初めてのライブは緊張したね。人生で10回ぐらいライブしたことがあるかなってぐらいのもんだったからね。
(中略)初めてのライブでは5曲ぐらいやったけど、1曲うまくいったかなって感じで(笑)で、その後2年間ぶっ通しでツアーをやったんだ。2年目に入ってからやっと良いライブができるようになったね。まあ、お客さんは椅子に座って俺たちを眺めてるっていう、そんな感じだったよ。
さらにトム・アラヤは初ライブと当時の思い出として、「みんなで、スモーク・マシンみたいなのを缶で手作りしたんだ。でも爆発しちゃってさ(笑)缶を留めるテープを変えたりとか、試行錯誤してたよ」という微笑ましいエピソードなどを語っている。
映像はYouTubeで視聴可能だ。
スレイヤーの「Final World Tour」は、5月10日のサンディエゴ公演を皮切りにスタートする。現在までに、6月21日のアイスランド公演の日程までが発表されている。
ツアーの詳細はバンドの公式サイトで確認することができる。