昨年のクリスマス、12月25日の早朝(現地時間)に逝去したジョージ・マイケル。その死から1年が経過し、公式サイトにて遺族によるメッセージが発表された。
メッセージには全英チャート1位に輝いた10月リリースのリイシュー盤、『リッスン・ウィズアウト・プレジュディス』の好調な売れ行きへの感謝の言葉と共に、以下のような言葉が綴られている。
クリスマスを愛したYog(ジョージ・マイケルの愛称)は、ホワイト・クリスマスになるよう毎年願っていました……そんなYogは、彼を慕い愛していた皆さん(もちろん、彼はあなたたちに愛されていることを知っていましたよ!)に、一息ついて盃を掲げて、自分の音楽を楽しみ、愛情と共に彼のことを想い、その想いと共に楽しい時間を過ごして欲しい、そして家族と友人の皆さんへ感謝してほしいとも願ったはずです。
Yogは私たち皆に彼の音楽をシェアしてくれました。皆さんの多くは彼が紡いだ言葉と深い繋がりを持っていたことでしょう。人生において、誰しもがそれぞれにとって大事な言葉や感情を内に秘めているものですが、声に出すのはとても難しいことです。
ですから可能であれば、今年は彼の思い出に免じて、少し時間を取って深呼吸して、「愛してる」と大きな声で言うことにしましょう。私たちは皆、時間はまだあると思っているものですよね? でも実際には、思っているより時間はすぐに過ぎ去っていくものなのです……
ジョージ・マイケルは昨年の12月25日、英オックスフォードシャーの自宅にて53歳で亡くなった。同州の検死官の発表により、死因は拡張型の心筋症で事件性はないことが明らかになっている。