ライアン・アダムスが自身で結成し、フロントマンを務めていたザ・カーディナルズを脱退することが公式ブログで発表された。
ブログ内にライアンが投稿した記事によると、現在のツアーが3月20日にアメリカ・アトランタで終了すると同時に正式に脱退するとのこと。
「アトランタが最後の冒険となりそうだよ。これまでの経験や活動に感謝しているし、いつかまたみんなで一緒にやれたらいいなとも思う。時が来たら、また音楽活動に戻ってくるかもしれないし。でも、僕は今、静かに暮らしたいんだ。今は、一歩下がって落ち着く時期だと思う」とのこと。
これまでに、ザ・カーディナルズ名義では3枚のアルバムをリリースしているが、ライアン・アダムスのソロ作品や、ライアンがプロデューサーを務めたウィリー・ネルソンの『Songbird』などの作品でも、バンドのメンバーが演奏を担当している。また、ザ・カーティナルズは、ノエル・ギャラガーのご指名で、オアシスの北アメリカツアーのフロント・アクトとしてツアーにも帯同していた。
ライアンは、ブログで「(ツアーは)たいしていいものじゃないね。昔テレビでやっていたような、華やかな世界からは程遠いし。人々が思うほど儲かるものでもないし、魂を破壊するような嫌な力を持っているんだよ。僕が命をかけて人生の色々な難しい問題や悩みを作品にしようとしているのに、邪魔者は入るし、まるで僕らがサーカス団でもあるかのようにもてはやされたりする。昔、夢見てた何かが、ある日、無意味なものに思えたり・・・」とコメントしている。
ライアンは現在、著書『Infinity Blues』の準備中だそうで、アメリカで4月1日に発売される。ライアンいわく、この本は「僕の作品の中の一番の宝物」だそうだ。
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ライアン・アダムス、ザ・カーディナルズを脱退
2009.01.15 21:01