現在開催中のトロント国際映画祭にて、現地時間11日に行われたプレスカンファレンスに出席したエリック・クラプトンが現代の音楽シーンについて語った。
「Billboard」によると、ギターの売上が落ち込み、10代の若者たちはEDMに傾倒しているという現状についての意見を求められた際、クラプトンは「その辺りのことはよく知らない。つまり、何が起こっているのかちゃんと分かってないんだ。これからどうなっていくかも分からない。なるようになると思ってるよ」と語り、自身の娘たちについても以下のように話した。
「子どもたちはクラシック・ロックを聴くけど、それは僕がいるからだね。これまで子どもたちに演奏して聴かせてきたから。お腹の中にいる内から音楽を聴いて育ってきてるんだ。ギターやインスト、ボーカル楽曲ばかりの僕のプレイリストを聴かせて、子どもたちを洗脳したようなものだね。音楽はすべて良いもの、というのが僕の信条なんだ。すべて良いもの。良いとされていないものでも、音楽はすべて良いものだよ」
そしてクラプトンは笑いながら、「どうだろう、わからないけど、ギターはもう終わっちゃったのかもね」「 面白い質問だったけどね」とコメントしたという。
なお、トロント国際映画祭ではエリック・クラプトンのドキュメンタリー映画『Eric Clapton: A Life in 12 Bars』のワールド・プレミア上映が行われている。本作は2018年より、米SHOWTIMEでの放送を皮切りに順次解禁されるという。