キース・エマーソン、日本公演で満足に弾けないのではと悩んでいたと交際相手が語る

キース・エマーソン、日本公演で満足に弾けないのではと悩んでいたと交際相手が語る

3月10日にカリフォルニア州の自宅で亡くなった元ELPのキース・エマーソンについて、神経系統の疾患が右手の演奏に影響していることを気に病んでいたと交際相手の女性が明かしている。

キースの交際相手、マリ・カワグチは3月11日未明の1時30分頃、カリフォルニア州サンタモニカにある自宅に帰宅したところ、彼の死体を発見したという。キースは拳銃で自身の頭部を撃ち抜いていたと警察では発表している。

ザ・デイリー・メール紙の取材を受けたマリは、90年代からキースが右手に患っていた神経と関節の痛みや不具合について次のように語っている。

「キースは右手と右腕のことについてもう何年も悩まされてきていたんです。数年前に手術を受けて障害になっていた筋肉を除去したんですけど、右手の痛みや神経の症状はどんどんひどくなっていく一方で」

「日本で公演を控えていて、サポート用のキーボード奏者も用意していたんですけど、キースはものすごく思い詰めていました」

「キースはネットでの批判も読んでいて、すごく傷ついていたんです。昨年もライヴをやって、『もうさっさとやめてほしい』などといった意地の悪いコメントを書き込んでいる人もいたから」

「お客さんをしっかり満足させられないことをとても気に病んでました。日本公演のあとはもう引退を考えていたんです」

「ファンをがっかりさせたくなかったんですよ。キースは完璧主義者で、完璧に弾けないかもしれないという思いが抑圧感や神経の高ぶりや不安を募らせていたんです」

また、AP通信に対してマリはキースの心は常に音楽で満たされていたことを次のように振り返っている。

「キースはただ自然体だったんです。音楽はいつもキースの頭の中で鳴っていたんです。いつもですよ。寝てる時でも、キースはずっと音楽のことを考えてたんだってわたしにはわかります。時には突然、起き出して作曲を始めることもありました。そういうことがすべて、とても、とても美しかったんです」
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