12月4日に待望の新作『ア・ヘッド・フル・オブ・ドリームズ』をリリースするコールドプレイだが、クリス・マーティンはシングル曲となる"アドヴェンチャー・オブ・ア・ライフタイム"について語っている。

アメリカの衛星ラジオ局シリウスXMの取材を受けたクリスはこの曲について次のように説明している。

「この曲を仕上げた時に、ぼくたちとしては『よーし、これでまた世の中に打って出る準備ができたかな』って思えたんだよ。こういう曲は、あるプロジェクトのほかの要素をすべてひとつに固めてくれる要みたいな曲なんだよ。実はぼくはそんなにこの曲に関わってなくて、ちょっと歌を取っているのと、あとはピアノを担当してるんだけど、実際問題としてはバンドのみんなが絶好調でやってるっていう曲なんだ。聴いててほんとに嬉しくなる曲なんだよ」

この曲のリフについては次のようにその経緯を明かしている。

「うちのギターのジョニーにはもうずっと前から、ぼくが大好きなガンズ・アンド・ローゼズの"スウィート・チャイルド・オブ・マイン"みたいなリフをいつか書いてくれってお願いしてて、これを聴かせてもらった時に『これがそれだ!』って思えたんだよ。そうした要素が全部この曲でひとつになって、ぼくたちとしては自分たちの音楽への愛を一度全部抱きしめて、それをなんていうか解き放ちたかったんだよね」

さらに新作全体については次のように語っている。

「ぼくたちとしては大きくて、彩り豊かで、歓喜に満ちたものを作りたくて、それを『ア・ヘッド・フル・オブ・ドリームズ』と名付けたかったっていうことなんだ。それで『ゴースト・ストーリーズ』のプロモーションを少しだけやってから、すぐにスタジオにまた籠って、それから一月前までずっとかかりっきりになってたんだよ。その前はもう何年もずっとツアーに出っぱなしになってたから、スタジオでの作業が本当に楽しくてしようがなかったのは周りのみんなにもよくわかってたと思うし、どういうことをやりたいのかってことについてもものすごくはっきりしてたからね。みんな本当によくしてくれたし、『いいよいいよ、またスタジオに戻っても』っていう調子で、レーベルも、いろいろ仕切ってる人たちもみんな好きなようにさせてくれたんだ」