ナンバーガール、担当Dが語る“キワキワ”な『記録映像 LIVE 1999-2002』本日発売

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  • ナンバーガール、担当Dが語る“キワキワ”な『記録映像 LIVE 1999-2002』本日発売 - 『記録映像 LIVE 1999-2002』 6月24日発売

    『記録映像 LIVE 1999-2002』 6月24日発売

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本日24日、ナンバーガールの映像作品『記録映像 LIVE 1999-2002』が発売された。

同作は、解散直前の2002年7月に行なわれた「NUM-HEAVYMETALLIC TOUR」の最終日となる赤坂BLITZ公演を完全収録したDISC 1、1999年の「RISING SUN ROCK FESTIVAL」、2001年の「FUJI ROCK FESTIVAL」のグリーンステージでのパフォーマンスをそれぞれ完全収録したDISC 2の2枚組となる。

当時の担当ディレクターが、それぞれのライヴにコメントを寄せている。

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■2002年7月25日「NUM-HEAVYMETALLIC TOUR」@赤坂BLITZ

「NUM-HEAVYMETALLIC TOUR」の最後を飾ったライヴ。ツアー中、各地でリハスタに入り、ライヴリハおよび次作に向けての曲作りも行い、さらに33か所すべてのライヴをレコーディング。
向井秀徳言うところの“キワキワ”な状態で臨んでいたので、最終日となったこの日の演奏もハードな緊張状態のなか、迫力満点なものでした。この日のライヴViewsic(現・M-ON!)で生放送され、バンドの生々しさをTVっぽくなく撮ってほしいというバンドの要望から、バンドとカメラマンとの真剣勝負とも言うべき臨場感に溢れています。
この日の見どころは、なんといってもこだま和文氏を迎えたダブ感満載の「ネクラの坊さん」。
この曲はツアー中に完成した曲で、向井としては次回作をザ・クラッシュの『Sandinista!』のような長編にするという構想を持っていたようでしたが、バンド解散によって残念ながら実現しませんでした。

■1999年8月21日「RISING SUN ROCK FESTIVAL in EZO」

メジャー・デビュー間もないナンバーガールが初めて参加した野外フェス。この年の頭に米テキサスで開催された〈SXSW〉に参加し、極度の緊張状態を体験した彼らは、初野外フェスとは言えまったく動じることもなく堂々としたパフォーマンスを見せてくれました。
向井はこのころ〈メジャー〉〈東京〉に強い対抗心を見せていたので、当初はフェス出演もメジャー的位置付けのものではないかと警戒感を持っていたようなのですが、実際に参加したところその意義に強く共感し、ただひたすら呑み、楽しみ尽くしていました。
ファースト・アルバム『SCHOOL GIRL DISTORTIONAL ADDICT』もリリースされたばかりでワンマン・ツアーも行っていなかった状況にも関わらず、1曲目からモッシュ&ダイヴ、「透明少女」での合唱と大いに盛り上がり、終演後は主催者と次回の出演を固く約束してがっちり握手。なお、客席から「もっと大きい音でやってー!」と声が掛かっていますが、ステージ方向への風で音が流され、客席に届きにくくなってしまったため。決して小さな音でやっていたわけではなかったのです。

■2001年7月28日「FUJI ROCK FESTIVAL '01」

最初で最後のフジロック。前年に出演した〈ROCK IN JAPAN FESTIVAL〉の様子をフジロック主催者がたまたま観ており、“なぜこのバンドがまだフジロックに出ていないのか”ということになってオファーが来た、らしい。
本人たちは出たいと思っていたが、あえてこちらからアプローチはしないでおこうという姿勢だったので、このオファーは願ったり叶ったりでした。向井はオールバックにアロハ、雪駄という当時好んでいたチンピラ風スタイル。
音のほうはヒップホップ、ダブへの傾倒が形になって表れているころで、“DESTRUCTION BABY”も完全にダブ化。
その後の『NUM-HEAVYMETALLIC』を予見させています。中尾憲太郎が二日酔いだったにも関わらず最高のプレイを披露。
GREEN STAGE、朝一発目のアクトだったにもかかわらずモッシュ&ダイヴが巻き起こっていました。
時間的にはもう1曲できるか?……というところでしたが、早々に切り上げた向井はそのままeastern youthを観るためにWHITE STAGEへ。

Text by Masahiro Yoshida
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リリース情報は以下の通り。

●リリース情報
『記録映像 LIVE 1999-2002』
発売中
DVD:¥5,184(税込)UPBY-5018
Blu-ray:¥6,264(税込) UPXY-6017
収録曲:
【DISC 1】
「NUM-HEAVYMETALLIC TOUR」@赤坂ブリッツ<2002年7月25日>
01. BRUTAL NUMBER GIRL / BRUTAL NUMBER GIRL
02. OMOIDE IN MY HEAD / OMOIDE IN MY HEAD
03. NUM-AMI-DABUTZ / NUM-AMI-DABUTZ
04. Tombo the electric bloodred / Tombo the electric bloodred
05. TATTOOあり / TATTOOあり
06. delayed brain / delayed brain
07. FIGHT FIGHT / FIGHT FIGHT
08. ABSTRACT TRUTH / ABSTRACT TRUTH
09. NUM-HEAVYMETALLIC withこだま和文 / NUM-HEAVYMETALLIC withこだま和文
10. DESTRUCTION BABY DUB Version withこだま和文 / DESTRUCTION BABY DUB Version withこだま和文
11. ネクラのボウさん withこだま和文 / ネクラのボウさん withこだま和文
12. CIBICCOさん / CIBICCOさん
13. 性的少女 / 性的少女
14. ZEGEN VS UNDERCOVER / ZEGEN VS UNDERCOVER
15. タッチ / タッチ
16. EIGHT BEATER / EIGHT BEATER
17. 転校生 / 転校生
18. 黒目がちな少女 / 黒目がちな少女
19. I don't know / I don't know
20. INUZINI / INUZINI
[アンコール]
21. 鉄風 鋭くなって / 鉄風 鋭くなって
22. YOUNG GIRL SEVENTEEN SEXUALLY KNOWING / YOUNG GIRL SEVENTEEN SEXUALLY KNOWING
23. IGGY POP FAN CLUB / IGGY POP FAN CLUB

【DISC 2】
「RISING SUN ROCK FESTIVAL in EZO」(完全収録)<1999年8月21日>
01. OMOIDE IN MY HEAD
02. SAMURAI
03. 透明少女
04. 桜のダンス
05. EIGHT BEATER
06. IGGY POP FAN CLUB
「FUJI ROCK FESTIVAL’01」(完全収録)<2001年7月28日>
07. OMOIDE IN MY HEAD
08. タッチ
09. 透明少女
10. 鉄風 鋭くなって
11. ZEGEN VS UNDERCOVER
12. DESTRUCTION BABY
13. TATTOOあり
14. EIGHT BEATER
15. はいから狂い
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