マイケルやマドンナとの仕事でも知られるアンドレ・クラウチが他界

マイケルやマドンナとの仕事でも知られるアンドレ・クラウチが他界

グラミー賞に7度輝いたゴスペル・アーティストのアンドレ・クラウチが1月8日に他界した。享年72だった。

牧師であるほかに、歌手、作曲家、アレンジャー、プロデューサーとしても活躍したアンドレは1月3日に心臓発作に倒れ、ロスアンジェルスのノースリッジ医療センターに担ぎ込まれていたとUSAトゥデイ紙が伝えている。

アンドレはゴスペルのスタンダート曲ともなった"ブラッド・ウィル・ネヴァー・ルーズ・イッツ・パワー"、"マイ・トリビュート(トゥ・ゴット・ビー・ザ・グローリー"、"スーン・アンド・ヴェリー・スーン"などのゴスペル・ヒット曲を作曲して歌ったことでよく知られているが、マイケル・ジャクソンの"マン・イン・ザ・ミラー"やマドンナの"ライク・ア・プレイヤー"のコーラスを監修したことでも有名だ。特に自身の作品についてはコンテンポラリーなポップ・ミュージックやR&Bの感性も反映させ、ポピュラー・ミュージックと現代ゴスペルとの架け橋となったともいわれている。また、アンドレが60年代に結成していたゴスペル・グループ、ザ・チャーチ・オブ・ゴッド・イン・クライスト・シンガーズにはキーボードとしてビリー・プレストンが在籍していたことでも知られている。

アンドレは12月に肺炎と鬱血性心不全を併発して入院し、予定していたツアーもすべて中止にしていた。その後、今月3日に心臓発作により再入院し、8日に息を引き取った。
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