OKAMOTO’S @ 赤坂BLITZ  ゲスト:Dragon Ash

OKAMOTO’S @ 赤坂BLITZ  ゲスト:Dragon Ash  - pics by 山本倫子pics by 山本倫子
Dragon Ash・Kjの急病(多発性出血性胃潰瘍)のため延期となってしまったOKAMOTO'Sの初企画ライブ『Screaming License No.1』が、約1月半のインターバルを経て、晴れて実現。「ホントはもっと前に呼んでもらったライブだったんだけど、俺が生まれたばっかりの子猫を助けるために道路に出て胸を打っちゃったんで、延期になってしまいました。ホントすいませんでした! 若いヤツに呼んでもらってるとはいえ、若いヤツを立てるキャラでもないので、えげつないくらい盛り上げて帰るから!」とのKjの言葉どおり(いくぶん創作も混じってますが……笑)、先方のDragon Ash、オープニングの“Rampage”から烈火のごとき猛攻! 続く“Revolator”の扇情的なブレイク・ビーツにフロアは大きくバウンス、さらに加速度を上げた“Bring It”でBLITZは一直線にテッペンへ! 後方のお立ち台で、はたまたステージ最前でATSUSHI とDRI-Vは熱情的かつ華麗なダンスで狂騒を煽り、療養中のIKÜZÖNEに代わってベースを務めるKenKenはロン毛を振り乱してフリーキーにプレイ。異様なまでの存在感を見せつける。「大人しいなオイ! 葬式じゃねーんだからよ! かかってこい!!」とKjも容赦なくアジテート。とにかく半端じゃないボルテージ。DA、本気(マジ)ッス!

中盤は“For divers area”、“La bamba”、“AMBITIOUS”と、熱烈なるラテン・ミクスチャーを集中砲火。BLITZは「♪オーエーオーエーオー!」の大合唱やハンド・クラップに沸き返り、このうえない一体感に包まれる。「初めて観る人も、何度も観てる人も、ミクスチャー・ロックは好きですかー!?」と、終盤は“Fantasista”で再び目もくらむようなレッド・ゾーンへ! 「ミクスチャー・ロックが好きなヤツ、ここまで飛んでこい!!」と叫べば怒濤の勢いでクラウド・サーフが発生。Kjとダイバーはお互いを讃え合うようにコブシを交わし、ラストの“運命共同体”ではBLITZをピースかつ心を熱くしてやまないヴァイブスで包んでみせた。後輩に借りを返す、どころか、熱狂という利子をこれでもかと上乗せしてステージを後にしたDAだった。

OKAMOTO’S @ 赤坂BLITZ  ゲスト:Dragon Ash
OKAMOTO’S @ 赤坂BLITZ  ゲスト:Dragon Ash
DAのそれとは打って変わって、ミニマムなバンド•セットが組まれた午後8時すぎ。SEに乗って、遂にOKAMOTO’Sが登場! オカモトレイジ(Dr)はDAのセットであったお立ち台に勢い良く駆け上がって粋にヘアー•スタイルをセット。ヒョウ柄ジャケットのオカモトショウ(Vo)は飛び跳ねながらステージを駆け回り、その勢いのまま“ブギー中毒”へ。小気味よいビートが徐々に、しかし確実に興奮値を持ち上げ、BLITZをOKAMOTO’Sワールド一色に染め上げていく。ヴォーカルのみならず、間奏では高らかにブルース・ハープを吹き鳴らし、「一緒に言ってくれ! オーイェー!」と盛大なコール&レスポンスを煽るなど、ショウは堂々たるフロントマン・シップでライブを牽引。その立ち居振る舞いからは、ミック•ジャガーさながらの妖艶さとワイルドさが臭い立ち、ロック・ヴォーカリストとしての天賦の才を感じさせてやまない。続く“笑って笑って”では、オカモトコウキのSGギターがギュイーン!と火を吹き、一方、ハマ・オカモトは至ってクールに、玄人はだしのイカしたベース•ラインを響かせる(なんと早熟な!)。オーディエンスはもちろん、2階席ではKjもノリノリ!

「新宿からやってきたOKAMOTO’Sです! 今日という日が来て、ホントに嬉しいです、ありがとう! 夢のようだぜ、Dragon Ashと同じステージなんてサ!」と、MCでも興奮を押さえきれないショウ。「小学生の時に放送委員やってて、給食の時間にDragon Ash流してたんだゼ(笑)。ハタチになったらこんなステージが用意されてたなんて、思ってもみなかったぜオーイェー!」と続け、「俺以外の3人にも少ししゃべってもらおうか!」と、主催イベントならではの展開も――。「OKAMOTO’S のMCは何も決めてこないので、当たりハズレが大変激しいっていう」(ハマ)、「良くても大して面白くないから」(コウキ)、「そう!」(ハマ)と無軌道なやり取りを繰り広げ、「タオルまわせー!」とレイジが叫ぶも、あまりに唐突すぎてほとんどオーディエンスが無反応という残念な結果に……(苦笑)。「せっかくだからニュー•ナンバーを聴いてほしいんだよ! 聴いてくれるかい!?」(ショウ)と届けられた“アイのテーマ”では、「♪アイーアイーアイー!」というキャッチーなサビメロでさっそくシンガロング勃発! 「岡本太郎の生誕100周年にあわせて生み出した」(ショウ)という新曲“欲望を叫べ!!!!”も好感触。フロアはすっかり一面の笑顔だ。そう、彼らOKAMOTO’S のロックンロールは、何よりも「楽しい!」という感情をいちばんに掻き立てる。なにかに対する怒りや嫌悪感からではなく、ロックや世界に対する純粋な“好奇心”(のようなもの)から発露するからこそ、こんなにも爽快で、屈託がなく、みんなを無条件に楽しませてしまうのだろう。

本編を駆け抜け、鳴り止まない拍手に応えて再登場したショウ。「ただのアンコールじゃないぜ! DJ BOTS 、ドラム•櫻井 誠、そしてKenKen!」とスペシャル・ゲストを呼び込み(「同じステージいるぜオーイェー!」と大喜びのショウ!笑)、7人でレッチリの“Give It Away”を盛大にカヴァー! 途中からATSUSHIも飛び入りしてダイナミックなダンスを繰り広げ、テンション上がり切っちゃったKenKenはスボン脱いでパンツ姿に!(最後にはぺろっとケツ出し!) 「とんでもない夜だぜオーイェー!!」(ショウ)と、もう興奮は最高潮だが「まだあるんだぜオーイェー!!」と、今度はKjとHIROKIを招聘し(共にOKAMOTO’S Tシャツ着用!)、The Whoの“The Kids Are Alright”を放射! お祭り状態のセッションを前にフロアもシェケナベイベー(shake it up baby)となり、記念すべきバンド初企画イベントは大団円となったのだった。第2弾、第3弾はもちろん、9月10日からの『OKAMOTO’S Tour 2011 "KICK OUT THE EYES"』も楽しみ!(奥村明裕)

セットリスト
01.ブギー中毒
02.笑って笑って
03.Baby Don’t Stop
04.Beek
05.Walk This Way
06.アイのテーマ
07.Hello I Love You
08.Telephone Telephone
09.欲望を叫べ!!!!
10.マダラ
11.Run Run Run
アンコール
12.Give It Away
13.The Kids Are Alright
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