RhymesterのMummy-DとSUPER BUTTER DOGの竹内朋康によるマボロシ、初の全国ツアーファイナルはリキッドルーム。アッパーでノリの良い曲を繰り出した序盤。満員ソールドアウトのリキッドルームの温度は、すぐに熱くなった。中盤以降は、コンスタントにゲストが登場。RYO the SKYWALKER、そしてCHANNELとK.I.N.とCUEZERO、一緒にツアーを回ったTARO SOULとKEN THE 390、アンコールではFull Of HarmonyとKOHEI JAPAN、さらにKREVA！　と、リキッドのキャパにしては、豪華すぎなラインナップ。 　

そんなゲストを迎え撃つマボロシは、ロック、ファンク、ヒップホップを縦横無尽に駆け巡るサウンドを、とびきりグルーヴィーかつファンキーに調理し、オーディエンスを踊らせ続けた。初の全国ツアーといえど、RhymesterとSUPER BUTTER DOGという、音楽シーンきってのショーマンシップを誇る母体を持つふたりだけに、そのエンターテイナーぶりはさすが。オーディエンスとのコミュニケーションも親密で熱を帯びていて、とびきりのパーティーだった。（小松香里）