ノイ!とフロイドが好きな貴方へ

トーイ『ジョイン・ザ・ドッツ』
2013年12月25日発売
ALBUM
トーイ ジョイン・ザ・ドッツ
『UK新人特集』でも書いたが、今年明けから東ロンドンを拠点に「新世代ネオ・サイケ・シーン」が盛り上がっている。このトーイはそんな英新世代サイケ勢の元祖的存在で、結成は2013年。昨年デビュー・アルバムも出し各所で大絶賛されていた。今回日本でも12月に出る本作は、そんな彼らが満を持して世に放つ2nd。プロデュースは前作と同じF・フェルディナンドやザ・キルズを手掛けたダン・キャリー(最近のロンドンで活動する新世代バンドのほとんどを手掛けているシーンの元締め)。サイケといえば、80s以降の英インディ界で何度も形を変えリヴァイヴァルしてきたジャンルだが、今ロンドンを中心に台頭している新世代サイケの特徴はネオゲイザーやクラウトロック、グラム・ロック、ゴスetc様々な他ジャンルの要素がサウンドの重要なキーになっている点。このトーイの場合はそんな中でも最もクラウトロックとシューゲ色が強く、幻惑的な美メロ&轟音フィードバックがきりもみ飛行する彼らの音世界はマイブラやジザメリ好きなら一発でヤられる筈。S・バレット期のP・フロイドみたいな①④⑪の麻薬・酩酊サイケも相当やばい。(児島由紀子)
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