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1月にレコード会社を移籍、3月にデビュー10周年幕張メッセ2デイズ(1日ワンマン1日イベント)が大成功、6月に所属事務所との契約を終えて独立――という、大きな変化があったし大きな節目になった、2024年のgo!go!vanillasが、その「結論」として、そして「新たな始まり」としてリリースしたニューアルバム。インストゥルメンタルであるタイトル曲で始まり、《君とやろう》《死ぬまでやろう》《そうだもう人生を賭けた旅に出ようじゃないか》と歌う“Moonshine”で終わる全10曲。“SHAKE”も“平安”も“来来来”も“Persona”も、配信シングルで聴いた時「こんな曲を作れるバンドだったのか」という驚きがあったが、アルバム単位で聴くと、それらの曲が、さして突出していない。ここで初めて聴いた6曲も同じレベルの驚きに満ちているので。こんなふうにどんどん進化/変化していくバンドって、往々にして、ソングライターのスピードに他のメンバーがついて行けなくなったりするもんだが、一丸となったままなのも理想的。(兵庫慎司)(『ROCKIN'ON JAPAN』2025年1月号より)
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