自身が企画するフェス「ROCK-O-RAMA 2015」で、16年にわたる活動に終止符を打ったFACT。今年に入って、早くも各メンバーの動向が伝えられ、Joy OppositesとSHADOWSという新バンドが始動することが発表された。そしていち早く、SHADOWSの音源がリリースとなる。FACTのギタリストのふたり、KazukiとTakahiro、そしてヴォーカルのHiroで結成したのが、SHADOWS。このデビューEP『Extrance』はライヴ音源で、ドラムとベースにレーベルメイトwaterweedを迎えて、5人で向かい合い一発レコーディングを敢行した(録音の模様を4月3日までYoutubeで公開中)。レンジの広いFACTでのサウンドからすると、よりディープにそれぞれのルーツを掘り下げたようなサウンドで、個人的にはUSの80~90年代の攻撃的なハードコアパンクから、エモへと駆け抜けていく時代にあった、何か新しいことをしたいとエネルギーがうずまき、爆発している感覚を受ける。それが、ヒリッヒリとしたライヴ音源で詰まっている。パンクのマナーがありつつ、どうにもはみ出てしまうポップも見逃せない。(吉羽さおり)