轟音のギターと、天使のように浮遊する歌声。そのコントラストで、シューゲイズを“ドリーミーなポップ”へと更新してきた新世代の象徴、ウィスプ。先日行われた初来日公演は、そんな彼女の魅力が存分に感じられたすばらしいステージとなった。
本インタビューでは、ライブ翌日の彼女に、初来日の実感からシューゲイズとの出会い、ベッドルームで生まれた極私的な楽曲が巨大な会場で鳴ることの意味まで、じっくりと話を訊いている。
「ジャンルよりも“ウィスプ”という表現がしっくりきた」「もっと枠の外にはみ出していいと思えた」──そう語る彼女の言葉から浮かび上がるのは、シューゲイズを守る/壊すといった二項対立ではなく、自身の感情に最も正直な音を探し続ける姿だ。デフトーンズ以降のヘヴィな音楽、日本のアニメやファッション、ハローキティのギター、天使や妖精といったビジュアルモチーフに込めた想いまで、彼女の感性を形づくる要素も余すことなく語ってくれた。
シューゲイズがなぜ今、これほどまでに求められているのか。その答えの一端が、インタビューから読み取れるはずだ。(つやちゃん)
ウィスプの記事が掲載されるロッキング・オン4月号