来日直前! “エモの帝王”フォール・アウト・ボーイが語った、激動のキャリアと新たなクリエイションへの歩みとは――

来日直前! “エモの帝王”フォール・アウト・ボーイが語った、激動のキャリアと新たなクリエイションへの歩みとは――

フォール・アウト・ボーイ、サマーソニック6度目にして初のヘッドライナー出演いよいよ目前!ということで、8月7日発売のロッキング・オン9月号にはピート・ウェンツ&パトリック・スタンプのインタビュー記事を掲載。FOBの核心でもあるピートの歌詞×パトリックの楽曲の位置関係が、長いキャリアの中でどのような変化を遂げ、最新アルバム『So Much (For) Stardust』に帰着したか――という点を、ピート&パトリック自身がつぶさに解きほぐしている。

ピート「ある時点で、俺たちは『最高のアイデアが勝つ』という考えに至ったんだ。『楽曲こそすべて』というアプローチで、『すべてはフォール・アウト・ボーイのために』と言い合った。それくらいバンドが一体となっていたんだ。それでも、それぞれが引き受けていた役割はあるけれど……」

パトリック「4作目(『フォリ・ア・ドゥ - FOB狂想曲』)のころに、僕はピートの書く歌詞に後付けでメロディを合わせるのに疲れ、ピートはピートで、メロディのアイデアはないかとせっつくのに疲れていた。そこで『自分にとって一番大事なものは何?』っていう問いかけになっていった。で、僕が好きなのはやっぱり楽曲、サウンド作りなんだ。で、ピートのこの問いへの答えは、『俺は歌詞が好きだ』だった。それで僕は、メロディが思い浮かぶ前、手元に何もないところから、ピートの歌詞に向き合った。歌詞がこのバンドの核心にあるのは今でも変わらない」

ロックを批評し、時にロックを逸脱しながら、他ならぬその批評性によってロックの王道を爆進し続けてきたFOB。その本質に改めて迫る貴重なテキストだ。(高橋智樹)


フォール・アウト・ボーイの記事が掲載されるロッキング・オン9月号

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