1月8日に実に7年ぶりのニューアルバム、『ザ・ヒューマン・フィアー』を日本先行でリリースするフランツ・フェルディナンド。同作はオードリー・テイト(Dr、2021〜)加入後の新体制で制作された初めてのオリジナルアルバムであり、フランツにとっては新章の始まりとなる記念すべき一作だ。
2022年に初のベストアルバム『ヒッツ・トゥ・ザ・ヘッド』を発表、2024年にはデビューアルバム『フランツ・フェルディナンド』からの20周年を迎えるなど、過去の総括を意識するタイミングが多かったことも、『ザ・ヒューマン・フィアー』がアレックス・カプラノス曰く「フランツ・フェルディナンドのアイデンティティが強烈に感じられるアルバム」になった所以だろう。まさに温故知新というか、彼らの定番サウンドと異色のサウンドが混在する、集大成的でありながら懐古的ではないという、絶妙なバランスで仕上げられた一作なのだ。
ロッキング・オン最新号ではそんな『ザ・ヒューマン・フィアー』のリリースを祝し、フランツ・フェルディナンドの20年史を改めて振り返るキャリア総括コラムを掲載。彼らの揺るぎないアイデンティティと、そのユニークなポップ哲学のルーツに迫ります。ぜひお楽しみに!(粉川しの)
フランツ・フェルディナンドの記事が掲載されるロッキング・オン2月号