6月7日発売のロッキング・オン最新号ではThe 1975の来日公演を徹底レポート! 初来日から10年、彼らにとって過去最大の来日となった「At Their Very Best」ツアーの全貌に迫る。
東京、横浜、名古屋、大阪が全公演ソールドアウトの大盛況となった今回のツアーは、The 1975の直近10年の集大成となるステージであり、アンコールなしで駆け抜ける文字通りベリーベストなセットが用意されていた。
ツアー前半の目玉だった「家」セットこそなくなったものの、「Atpoaim(A Theatrical Performance Of An Intimate Moment=親密な瞬間の劇場的なパフォーマンス)」を掲げたコンセプチュアルなステージも相変わらずで、エンタメとアート、ポップとオルタナティヴ、そしてロックバンドのシニシズムとロマンティシズムの折衷点を見出し続けてきたThe 1975の真骨頂を刻んだステージだと改めて感じた。
来日5公演のセットリストは毎日少しずつ変わり、マッティ・ヒーリーのモードも日によってバラバラだったが、今回のレポートでは特にThe 1975の「バンド」としての実力をダイレクトに感じられるステージだった初日のガーデンシアターにフォーカス。ショーを時系列で詳細に追いつつ、The 1975が直近10年で最も重要なバンドの一つである理由を解き明かしていく。お楽しみに! (粉川しの)
The 1975の記事が掲載されるロッキング・オン7月号