約3年ぶりのニューアルバム『スペース・ヘヴィー』をリリースするキング・クルールこと、アーチー・マーシャル。
ロンドンとリバプールの2拠点を行き来しながら制作した同作は、「間に存在する空間(The Space Between)」なる概念に魅了されたアルバムだとアーチーは評している。
ロッキング・オン最新号ではそんな彼の発言を裏付けるように、逃避と現実の「間」で揺れ動く傑作となった『スペース・ヘヴィー』の論考テキストを掲載!
デビューアルバム『シックス・フィート・ベニース・ザ・ムーン』から10年、現世に背を向けたアウトローとして登場したキング・クルールは、最も誇大妄想的な『ジ・ウーズ』、最もダイレクトな『マン・アライヴ!』を経て、いかにして本作の境地にたどり着いたのか。
19歳で衝撃のデビュー を果たしたアンファンテリブルも、もうすぐ29歳。アーチーにとって20代最後のオリジナルアルバムとなるだろう『スペース・ヘヴィー』の深淵に迫ります。(粉川しの)
キング・クルールの新作解説記事が掲載されるロッキング・オン7月号