マイ・ブラディ・バレンタインをソニックマニアで観た 2018.08.18 03:07 山崎洋一郎の「総編集長日記」 フジロックの夜空の下でも、密閉されたライブハウスの中でも、そして真夜中の幕張メッセでも、マイブラの轟音は絶対的に美しい。ハレーションのようなギター、天国的なハーモニー、マイブラの場合それらは轟音で鳴らされることによって調和の法則を超えて絶対的な美しさになる。それは60年代にジミ・ヘンドリックスが全てを超越するフィードバック音を放った時に証明されたロックの「絶対的な美」の領域だ。楽しいかどうか、心地良いかどうかはもはや関係ない。そんなことはどうだっていいと思える瞬間をマイブラは目の前に広げてくる。