期待も緊張感も半端ではない。
そして、実際にライブは素晴らしいの一言だった。
ちょっと言葉にならないぐらいで、感想をこのブログに書くのも翌日の今日になってしまった。
ここ10年ぐらいの新しめの曲と、近年のシリーズであるシナトラのカヴァー曲がふんだんに盛り込まれ、往年のディラン・スタンダードも歌われる。
ディランの歌の桁外れの表現力について今さら言うのも野暮でしかないが、
いやしかし本当にそれに尽きる。
どの曲も、歌うたびに毎回毎回まったく違う表現になり、しかもそのどれもがその歌の本質そのものであるという、
これこそ奇跡である。
アートとしての次元が高すぎて、のって楽しむということを忘れてついついポカーンと呆気にとられてしまう。
ピカソには会えなかったけど、ボブ・ディランのライブをもう何度も観れている現代の僕たちは幸せ者だ、
そんな、ちょっと頓珍漢なことを思ってしまうぐらい高揚する、
最高の一夜だった。
ボブ・ディランの「ありがとう」も嬉しかった。
これから観る方々、どうぞお楽しみに!