今日発売のロッキング・オンの巻頭特集『今、聴くべき名曲100 〜 一瞬で人々の心をつかんだキラーチューンたち』について
2015.02.28 20:37
今日発売になったロッキング・オンの巻頭特集
『今、聴くべき名曲100 〜 一瞬で人々の心をつかんだキラーチューンたち』。
手にとってもらえばわかると思いますが、かなり面白い企画です。
ですが、初の企画でもあり少しわかりにくいかもしれないので、
僕が特集のリードとして書いた文章を載せておきます。
面白そう!と思ってもらえたらぜひ読んでみてください。
「ヒット曲ランキングではありません。
かと言って、評価の高い曲を並べた名曲リストでもありません。
『今、聴くべき名曲100 〜 一瞬で人々の心をつかんだキラーチューンたち』
というタイトル・コピー通り、
その曲が鳴った瞬間に多くの人の心をつかんで、曲がひとり歩きして結果としていつの間にか音楽の歴史の重要なパートを担ってしまった、
そんな曲たち。
アーティストと、聴き手と、音楽の歴史の必然が、
奇跡のように一点に結晶したような必殺の名曲たち。
そういう曲を片っ端からリストアップして、そこから100曲に絞り込みました。
ありそうでなかった、かなり楽しめる選曲リストになったと思います。
例えばルー・リードの”ワイルドサイドを歩け”とかトッド・ラングレンの”I Saw The Light”とか、
あるいはニューオーダーの”ブルー・マンデー”とかプライマル・スクリームの”ロックス”とか、
あるいはスマッシング・パンプキンズの”トゥナイト、トゥナイト”とかアンダーワールドの”ボーン・スリッピー”とか、
あるいはフェニックスの”If I Feel Better”とかアーケード・ファイアの”Wake Up”とかダフト・パンクの”ワン・モア・タイム“とか………
ロック・リスナーの心にメダルのように輝いている必殺のキラーチューンたちは、
実はどういう定義のリストにどうランキングさせていいのかが曖昧です。
俺たちの名曲、俺たちのキラーチューン、としか言いようがない。
だからそういう曲を集めてリストを作ってみよう、
というのがこの巻頭企画です。
初の企画ゆえに思いきり力を入れたので選曲には自信はありますが、
読者の皆さんそれぞれの視点や体験に基づいてツッコミを入れながら楽しんでいただけたら、と思います!」
(編集長 山崎洋一郎)