音楽的にはそんなにも画期的なものがあるとは思わないが、
もうこれまでのダンス・ミュージックのアクトとはアプローチが根本的に違う。
究極のダンス・ミュージック・エンタテインメントであり、
ダンスのためのファンタジー空間を提供することに徹した一種の新たな業種だ。
これまでのダンス・アクトにはロック的な自己表現欲求のようなものが核にあるのが感じられたが、
EDMにはポップミュージック、エンタテインメントの原理しかない。
そこに徹しているがゆえの圧倒的な強度、
それが有無を言わせずにマーケットを拡大し、ユーザーを増やしている要因だ。
凄い。
痛快だ。

しょっぱいロックバンド、ひ弱なロック信仰など太刀打ちできない。

入場規制でぱんぱんのお客さんの盛り上がりを見ながら、
うーん、いろいろ考えさせられる。