マネスキンは果たして親父ロックなのか?マリン・スタジアムをギター・ロックの爆音で沸かせた彼らの画期性とは、親父の大好物がないこと。それはブルース。彼らは決して懐古型のオールド・スクール・バンドではない

マネスキンは果たして親父ロックなのか?マリン・スタジアムをギター・ロックの爆音で沸かせた彼らの画期性とは、親父の大好物がないこと。それはブルース。彼らは決して懐古型のオールド・スクール・バンドではない
スタジアムに出てきた瞬間に、空気を自分たちのものに変えてしまうパワーが凄い。
SEもなにもなくヌルッと登場するのだが、勝つ気満々というか、勝つのが当たり前という余裕が客を呑み込んでしまう。そして結果、圧勝して帰っていった。
ワンマンでは親父比率が高かったようだが、マネスキンには親父の大好物のブルースの要素が少ない。いわゆるギター主体のハード・ロック・バンドとしては珍しい。当然、ブルース要素はあるが、それが絶対的なものでなく、限りなく相対化されている。それが彼らを2022年型のポップ・アーティストにしている。
親父としてはそれが痛快だった。
雨が降ったり止んだりしてる。
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