フジも素晴らしかったが、より最新作の世界観が完璧な形で表現された内容になっていた。
ステージ後方には大きなLEDスクリーンがあるのだが、そこに映し出されるのはシンプルで幾何学的な映像のみ。必要な音だけを鳴らす研ぎ澄まされた彼の音と見事にシンクロしている演出が見事だった。
そして最後に、そのスクリーン一杯に無数の蝶が飛ぶ時のカタルシスも感動的だった。
初来日のリキッドでは、サウンド・デザインの斬新さと、リキッドでは聞いたことのない低音に度肝を抜かれた。
そのサウンド・デザインの斬新さは鋭角化し、歌の世界観は全体を包み込むようなスケール感を拡げている。そんなことを感じる凄いステージだった。
