2019年、10年ぶりに再始動したステレオラブが新作『Instant Holograms On Metal Film』をリリースしたのが昨年の5月。なんと15年ぶり(!)の新作アルバムにリスナーが歓喜感涙したのは言うまでもなく、さらにその約1年後に、17年ぶりとなる今回の来日公演が行われたのだから、神田スクエアホールのフロアでバンドの登場を待つ人々の期待が最高潮まで高まっていることは明らかだった。ほぼ定刻通り、場内が暗転しいよいよライブが始まった。盛大な拍手で迎えられたバンドがオープナーに選んだのは、新作より”Aerial Troubles”。ステレオラブ・サウンドをより凝縮して強化したとも言える今作を代表する1曲だ。反復する小気味良いリズムで、少しずつ、確実に積み重なるグルーヴにフロアは高揚していく。会場が一気にステレオラブの世界観にリープしたところで、バンドを代表する傑作『Emperor Tomato Ketchup』より”Motoroller Scalatron”、その後も”Peng! 33”など90年代を彩る名曲を次々に繰り出す。ライブで初めて観るステレオラブは、長年のブランクを感じさせないほどファンキーな骨太サウンドをかき鳴らす。ライブアレンジも多様で、シンセサイザーやトロンボーン、タンバリンなどを操り、実験精神むき出しな現在進行系のオルタナティブ・ロックバンドであることを身を持って示していた。そしてMCの最後、ボーカルのレティシアが「最高のエナジーをありがとう」と言ってくれたけど、私たちのほうがよっぽどたくさんのエナジーをバンドから受け取ったのは間違いない。(特にアンコールの“Cybele's Reverie ”は、愛とエナジーに包まれたまさに祝祭空間だった!)リアルタイム世代の人にとっても後からステレオラブの魅力を発見した人にとっても、それぞれのステレオラブと出会い直す温かな一夜となった。(土屋聡子)
KANDA SQUARE HALLでステレオラブ待望の来日公演を目撃!
2026.07.02 18:45
2019年、10年ぶりに再始動したステレオラブが新作『Instant Holograms On Metal Film』をリリースしたのが昨年の5月。なんと15年ぶり(!)の新作アルバムにリスナーが歓喜感涙したのは言うまでもなく、さらにその約1年後に、17年ぶりとなる今回の来日公演が行われたのだから、神田スクエアホールのフロアでバンドの登場を待つ人々の期待が最高潮まで高まっていることは明らかだった。ほぼ定刻通り、場内が暗転しいよいよライブが始まった。盛大な拍手で迎えられたバンドがオープナーに選んだのは、新作より”Aerial Troubles”。ステレオラブ・サウンドをより凝縮して強化したとも言える今作を代表する1曲だ。反復する小気味良いリズムで、少しずつ、確実に積み重なるグルーヴにフロアは高揚していく。会場が一気にステレオラブの世界観にリープしたところで、バンドを代表する傑作『Emperor Tomato Ketchup』より”Motoroller Scalatron”、その後も”Peng! 33”など90年代を彩る名曲を次々に繰り出す。ライブで初めて観るステレオラブは、長年のブランクを感じさせないほどファンキーな骨太サウンドをかき鳴らす。ライブアレンジも多様で、シンセサイザーやトロンボーン、タンバリンなどを操り、実験精神むき出しな現在進行系のオルタナティブ・ロックバンドであることを身を持って示していた。そしてMCの最後、ボーカルのレティシアが「最高のエナジーをありがとう」と言ってくれたけど、私たちのほうがよっぽどたくさんのエナジーをバンドから受け取ったのは間違いない。(特にアンコールの“Cybele's Reverie ”は、愛とエナジーに包まれたまさに祝祭空間だった!)リアルタイム世代の人にとっても後からステレオラブの魅力を発見した人にとっても、それぞれのステレオラブと出会い直す温かな一夜となった。(土屋聡子)