現在発売中のロッキング・オン7月号では、ミューズの最新アルバム『ザ・ワオ!シグナル』のレビューを掲載しています。
以下、本記事の冒頭部分より。
文=粉川しのミューズが、質量共にマキシマムなミューズとして還ってくる!彼らの約4年ぶりの新作『ザ・ワオ!シグナル』は、強度で言えば過去最強レベルであり、しかもミューズをミューズたらしめてきた幾多のサウンドエレメンツが、取捨選択されることなく全部詰まった、文字通り過剰な一枚でもある。近年の彼らの作品は、幾多のサウンドエレメンツの中から特に強調すべきものを、作品毎に抽出してきた感があるが、最新作は紛うことなき全方位型の一枚なのだ。ミューズの新作がマキシマムな一枚になることは、三曲三様の特徴を持った先行シングルの段階で予想できるものでもあった。昨年の来日公演でもいち早く披露された“アンラヴェリング”では、高域のシンセ、中域のギター、低域のリズム隊と全音域で爆音が駆け巡り、特にスリープ・トークンを彷彿とさせるジェントがゴリゴリと突き進む低音域が、本作の強度を象徴している。一方で、本作の全方位型のサウンドバラエティを象徴するのが、2nd、3rdシングルの“ビー・ウィズ・ユー”と“クライオジェン”だ。マシューのファルセットが映える空間系エフェクトを多用し、広大でコズミックな音響を生み出した“ビー・ウィズ〜”は、『シミュレーション・セオリー』を頂とする、直近10年のエレクトロポップへの接近と地続きのナンバーだ。(以下、本誌記事へ続く)
ミューズの記事は、現在発売中の『ロッキング・オン』7月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。
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