現在発売中のロッキング・オン6月号では、クイーン:ブライアン・メイのインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。
「僕はすごく不安にもなっていた。
(“ウィ・ウィル・ロック・ユー”が)まともな歌に聴こえるかどうかも確信を持てなかった。
でもフレディが歌うのを聴いた途端、それが自信に変わってきたのさ」
“預言者の唄”
●クイーンの最も代表的なアルバムと言える『オペラ座の夜』(1975年)では、動きの激しい、壮大な叙事詩という点でフレディの“ボヘミアン・ラプソディ”とあなたの“預言者の唄”が双璧を成しています。“預言者の唄”は見事なロックで、明らかにあなたの曲とわかります。
「実を言うとね、いつもちょっと残念に思うんだ、“預言者の唄”は必ず陰に隠れてしまう――“ボヘミアン・ラプソディ”がどんなものも残らず覆い隠してしまうからだ! だから“預言者の唄”は、隠された才能みたいなものだね。ポジティブに考えれば、これはクイーンのディープな面で、探りはじめたら魅力にハマれる曲だ。リスナーにとってもいいことじゃないか、見つけ出して夢中になれるんだ。でもそう、君の言うとおり、この2曲は系統としては似ている」
“タイ・ユア・マザー・ダウン”
●勇猛果敢なロックンロールとなれば、“タイ・ユア・マザー・ダウン”をおいて他にないでしょう。『華麗なるレース』(1976年)のオープニングですが、この曲に関して思い出すのは、どのようなことが?
「リフはテネリフェ島の火山の上で書いたんだ。本当だよ。さてこのリフをどうしたものか?と。その時頭に響いてきたのが“タイ・ユア・マザー・ダウン”という声だけだった。戻ってメンバーみんなに、『こういうリフができたんだ』と聴かせたのを覚えてる。みんな気に入ってね。どういう歌なのかと訊かれたから、『今のところタイトルしか浮かんでこないんだ――それが“タイ・ユア・マザー・ダウン”なんてやつで――どう考えても使えないよな』と言ったら、フレディが『何言ってんだよ、これで行けるさ!』と。それで僕も改めて考えはじめ、そうだな、これは思春期の若者が親に苛ついている歌かな、と。それにユーモアもあるってね」
(以下、本誌記事へ続く)
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