毎年ロッキング・オン1月号では、その年にリリースされた洋楽アルバムをロッキング・オン独自の視点から50枚選定、なぜその作品が選ばれたのか?この作品が世界に与えた影響とは?――50選から洋楽の今を徹底解説する表紙巻頭特集です。アルバムだけでなく、リイシュー作品、映像/映画、イベント、洋楽ライター陣による座談会、そしてジャンルを細分化したシーン別の徹底考察で、今年の洋楽シーンを全50ページにわたって徹底的に読み解きます。
ベストアルバム特集以外では、ガンズ、アヴリルの来日レポ、レッチリ、マルーン5や、ニール・ヤング、テイラー・スウィフトなど、今読みたいコンテンツがてんこ盛り! さらに、洋楽アーティストの誕生日が載っている2023年特製カレンダーも付いてきます!そんな超豪華「2022年の洋楽ベストアルバム」号、特集内ランキングの一部を紹介します。2022年12位に輝いた作品はこちら! ご興味のある方は、ぜひ本誌もどうぞ。
【No.12】
ビーバドゥービー『ビートピア』
2年前のデビューアルバム『フェイク・イット・フラワーズ』は、当時20歳になったばかりだったビーバドゥービーことベアトリス・クリスティ・ラウスが、ティーンの頃の行き場なき暗黒をローファイなオルタナ〜ドリームポップの画角の中へと逆噴射させた作品だった。結果として、オルタナという表現手法そのものに高精細な「2020年代のリアル」を宿らせるに至った、画期的なアルバムとなった。
そこから2年の時を経て生まれたセカンドアルバム『ビートピア』。通奏低音として流れるオルタナ感は前作と地続きながら、“10:36”の痺れるようなラウドなサウンドも、“Sunny day”の穏やかなR&B感も、アコギやストリングスと融け合う“Ripples”のウィスパーボイスも、すべてが彼女自身の描き上げたパースと濃密なサイケデリアの中に配置されている。(続きは、ロッキング・オン1月号にて)
「2022年の洋楽ベストアルバム」特集の記事は現在発売中の『ロッキング・オン』1月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。