現在発売中のロッキング・オン10月号ではザ・リバティーンズのインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。
「2019年のツアー前、君がかつて見たような、かなりの破滅とカオスがあった。
ただ、なぜか俺は死ななかった。
そして、俺にとってはそれで十分だった」
ノルマンディーの断崖の上の海を見下ろす家に、かつて私が世界で最も美しいミュージシャンだと思った男ピート・ドハーティが、黒いパンツ一丁でソファに寝ている。
2000年代には、イーストロンドンで、取り巻き連中を引き連れた彼をしょっちゅう見かけたが、寝ている姿はおろか休んでいる姿も、ただの一度も見たことがなかった。ファンにとって、彼はまるで詩の世界に迷い込んだかのようだった(批評家たちは「彼が迷い込んだのはクラックとヘロインの世界だ」と嘲笑した)。
だが彼も今はこうして、妻のカティア・デ・ビダス、そして足元にいるシベリアンハスキーのゼウスと共に住む家で午前中のうたた寝をしている。誰もピートとのインタビューが時間通りに始まるとは思っていないが、筆者がパリに戻る列車が3時間後に出るため、彼の肩をそっと叩いてみる。すると、彼は鼻を鳴らして起きた。
そして「ああ、やあ! ちょっと待ってて、何か服を着てくるから」と変なしゃがれ声で言うと消えていった。フォトグラファーのローラと私は不安な気持ちで彼を待った。このままするりと逃亡か? あるいは二度寝?
ザ・リバティーンズの記事は、現在発売中の『ロッキング・オン』10月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。
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