頑固一徹「ネオ・ビンテージ」を貫き続けたジェイク・バグ――新作『サタデー・ナイト、サンデー・モーニング』が驚くほどモダンでポップなわけとは? 5年ぶりにインタビュー!

頑固一徹「ネオ・ビンテージ」を貫き続けたジェイク・バグ――新作『サタデー・ナイト、サンデー・モーニング』が驚くほどモダンでポップなわけとは? 5年ぶりにインタビュー! - rockin'on 2021年10月号rockin'on 2021年10月号

「ただ単純に、今までとは違ったフォーマットで作品を作ってみたかったし、しかも自分が作ってて楽しくなるような作品にしたかった。
ぶっちゃけ、自分のDNAみたいなものは、最初の2枚のアルバムですでに全部出てるし、説明するまでもなく明らかなので」


17歳でメジャーと契約! 18歳でリリースしたデビュー・アルバムがいきなり全英1位!とまるで絵に描いたようなスター誕生!物語で時代の寵児になってから9年。ジェイク・バグが最新作『サタデー・ナイト、サンデー・モーニング』を引っさげて帰ってきた。

通算5枚目、前作から実に4年ぶりになる本作は、過去数年のジェイクの作品のどこか「自分への揺れ」が垣間見える作風から一変。エド・シーランとの仕事で有名な売れっ子プロデューサー、スティーヴ・マックと組んで作ったキャリア初のダンス・チューン(!)“ロスト”が何より今作を象徴しているが、まるで長く暗いトンネルを突き抜けた瞬間のようなフレッシュでモダンで確信に満ちた極上ポップ・ソングが次々に飛び出してくる。

19年にダンス・ユニット、キャメルファットと初めてコラボし「ギター・ロックの伝統手法」から解放されたのも大きいのだろう。数々のアップ&ダウンを経てついに「本来の自分」を取り戻したジェイクの“天性のポップ感覚”が大輪の花を開花させた今回の新作。英北部の「元祖・怒れる若者たち」をテーマにした英キッチン・シンク映画の名作(原作は同郷出身の作家アラン・シリトー)のタイトルを引用した意図も含めジェイクに訊いた。(児島由紀子)



ジェイク・バグの記事は、現在発売中の『ロッキング・オン』10月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

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