みずみずしくて、赤裸々な、次次世代の社会派SSWとして注目されているデクランですが、その根底にある魅力はもちろんメロディ、歌のよさで、聴いているうちにくせになる。
聴いた人も、まだの人も、明日サマソニのステージは要チェック!
6月のプロモーション来日時は、2人体制の弾き語りだったが、ようやくバンドでのデクランが見れるのだ。3年連続グラストンベリーに登場した勇姿を確かめたい方はぜひ。
英国の新しき「世代の声」を、本誌ロッキング・オンでも2ヶ月にわたってお届けしています!
児島由紀子さんがロンドン通信でレポートしていたライヴでは、白いつなぎを着て客席に飛び込んだりして、ボウイの“D.J.”のMVを彷彿させる(そういば、あのつなぎに描かれたグラフィックな模様が、ル・コルビュジエをイメージしたものだったとは、ボウイ展を見るまで知らなかった…)。
粉川しのさんによる9月号掲載のインタビューで、彼は、そうした先達からの影響と、自身の表現についてこのように語っている。
「例えば“ヒュモンガス”はアバの“ヘッド・オーヴァー・ヒールズ”から影響を受けているし、“ブラジル”はミステリー・ジェッツの“テイク・ミー・ホエア・ザ・ローゼズ・グロウ”だし、“ザ・キッズ・ドント・ワナ・カム・ホーム”はパルプの“コモン・ピープル”なんだ。“メイク・ミー・ユア・クイーン”はデヴィッド・ボウイの“カンヴァセーション・ピース”からの影響だし」
ここまでネタをバラしていいのか?と思うが、あえて「自分の好きな音楽に対してガンガンに影響を受けてやろう」と思っているそう。それを自分の表現できることがデクラン・マッケンナのロック/ポップとしての才能と正しさだ。
「自分はこの曲の何にそんなに惹かれていて、この曲を自分なりに表現してまったく新しい自分だけの曲に作り変えるためにはどうしたらいいんだろう?って。どうせ影響を受けるなら、それをとことん追求してみようと思ったんだ」
本日8/18(金) 18:00より、タワーレコード渋谷店 5F イベントスペースにてサイン会&オリジナルグッズ抽選会も開催。
楽曲の予習復習はこちら。(井上貴子
『What Do You Think About The Car?』
品番:SICX78
価格:¥2,200+税
仕様:日本盤CDのみボーナス・トラック3曲追加収録 / 歌詞・対訳・解説付
発売中
収録曲
01.ヒュモンガス
02.ブラジル
03.ザ・キッズ・ドント・ワナ・カム・ホーム
04.マインド
05.メイク・ミー・ユア・クイーン
06.イソンバード
07.アイ・アム・エヴリワン・エルス
08.ベツレヘム
09.ホワイ・ドゥ・ユー・フィール・ソー・ダウン
10.パラセタモール
11.リッスン・トゥ・ユア・フレンズ
12.エキサイトメント *
13.ブリュー(ライヴ・アット・ザ・ガレージ)*
14.ベーシック(ライヴ・アット・ザ・ガレージ)*
*日本盤ボーナス・トラック