ひかさのボーカル但野は何度もあいみょんのシングルのタイトルである『生きていたんだよな』という言葉を口にし、ロックバンドとしての生への執着を爆発させた。
そして本日の主役あいみょんは、飄々とメロディと言葉を紡ぎながら、1曲ごとにグサグサとお客さんの心の深いところをぶっ刺していった。アンコールでバンドメンバーにハッピーバースデーを歌われたときはさすがに照れ臭そうだったけれども。
久しぶりに彼女のライブを観たけど、その進化ぶりに驚いた。ただ場数を踏んだからというだけではない。自分が歌うこと、自分が伝えることの意味を、彼女はつかみ始めている。中盤で披露された新曲、とてもポップな曲で、僕はアーティストであるあいみょんからオーディエンスに向けてのメッセージだと思った。
