複数のロック・スターが一枚の写真に収まることは数あれど、これほどたくさんのスーパースターが一同に集まったショットというのはあまり記憶にないと思います。

1月9日、ピクシーズが自身のフェイスブックに投稿した写真がそれで（上の集合写真。フェイスブックの掲載ページはこちら。 https://www.facebook.com/pixiesofficial/photos/a.155434727441.140575.22939707441/10153028441722442/?type=1&theater ）、このショットには、前列中央にデヴィッド・ボウイ、その左右にザ・キュアーのロバート・スミスとスマッシング・パンプキンズのビリー・コーガンが、後列に目を移すと、フー・ファイターズのデイヴ・グロールやパット・スメア、プラシーボのブライアン・モルコ、ソニック・ユースの各面々、そしてフランク・ブラックというものすごいもの。

この写真が撮られたのは、いまから18年前の1997年1月9日、ニューヨークはマジソン・スクエア・ガーデンのバックステージでのこと。

この日は、デヴィッド・ボウイが自身の50歳の誕生日（1月8日）を祝した記念コンサートが同会場で行われていて、そのときの集合写真がこれなのです。

実際、このバースデイ・コンサートは、オープニング・アクトをプラシーボが務め、フランク・ブラック、フー・ファイターズ、ロバート・スミス、ソニック・ユースがゲストとしてステージに立っています。

ルー・リードもこの夜のステージに立っているのですが、この集合写真には入っていません。

当時のボウイは1995年に『アウトサイド』をリリース、1997年は『アースリング』を発表し、4月から大々的なツアーを敢行していた精力的な時期。他方、ここに集まったミュージシャンたちも、1990年代のアメリカン・オルタナティヴをまさに花開かせていたキレキレの時期でした。

この夜の様子を以下から。
フー・ファイターズとの共演はこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=Gm8Ach2vuRE
ロバート・スミスとの共演はこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=Krhzq6C1EBw
ルー・リードとの共演はこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=DdRyynMcdfY

この夜のセットリストは以下。
1.Little Wonder
2.The Hearts Filthy Lesson
3.Scary Monsters (And Super Creeps)
(with Frank Black)
4.Fashion
(with Frank Black)
5.Telling Lies
6.Hallo Spaceboy
(with Foo Fighters)
7.Seven Years in Tibet
(with Dave Grohl)
8.The Man Who Sold the World
(with Dave Grohl)
9.The Last Thing You Should Do
(with Robert Smith)
10.Quicksand
(with Robert Smith)
11.Battle for Britain (The Letter)
12.The Voyeur of Utter Destruction (As Beauty)
13.I'm Afraid of Americans
(with Sonic Youth)
14.Looking for Satellites
15.Under Pressure
(Queen & David Bowie cover)
16."Heroes"
17.Queen Bitch
(with Lou Reed)
18.I'm Waiting for the Man
(The Velvet Underground cover) (with Lou Reed)
19.Dirty Blvd.
(Lou Reed cover) (with Lou Reed)
20.White Light/White Heat
(The Velvet Underground cover) (with Lou Reed)
21.Moonage Daydream
22.All the Young Dudes
(Mott the Hoople cover) (with Billy Corgan)
23.The Jean Genie
(with Billy Corgan)
24.Space Oddity
25.I Can't Read
(Tin Machine song)