BOOM!

BOOM!

土曜は代官山UNITでスペクトラム。
スペクトラム名義でのソニック・ブーム来日はもちろん初めてのこと。

なんというか、スペースメン3の原型を観た、という感じのパフォーマンスだった。
スピリチュアライズドが、ジェイソン・ピアースが、
スペースメン3の曲をやるのとは抜本的に意味が違って、
当時のS3のアングラ性や危うさ、ニヒリズムみたいなものを厳かに継承しているのは、

良くも悪くもやはりこのスペクトラム、ソニック・ブームに他ならない。

そこに未来があるか否かは不明だけれども、強烈だった。
延々と、本当に延々と続くフィードバックノイズもトレモロギターも、
どうしようもなくろくでもなく、どうしようもなく甘美的だった。

ステージ上のソニックはポロシャツを一番上のボタンまできちっと止め、
未だ大学生みたいないでたちで佇んでいた。
時が止まってるような。いや、時を拒んでいるような。
S3〜スペクトラム〜EARとキャリアの変遷とは全く別の時間軸が、
ソニックの中では動かしがたく存在する。
それをつくづく感じた2009年の近影だった。

8日には追加公演も。
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